ギターの機材

カポタスト(カポ)って何?ギターでカポを使ってみよう!!

 


(本ページの情報は2021年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)

ギターでいろんな曲を練習していくと、TAB譜またはスコア(楽譜)に

(Capo 3)

と謎の記号が表記されていることがあります。

これを無視して演奏すると何だか歌いにくいし雰囲気が違う、、、等の違和感が

そもそも音程があってない??

一体これは、何だろう?

この記事を読めばそんな

「カポ」の疑問を解消!

さらに使い方や種類を解説していきます!!

この記事を読み終わる頃にはあなたもカポでギターを弾きたくなりすよ!!

カポって何?

正式名称は「カポタスト」

ギターのネック(フレット、指板)の部分で弦を抑える為に使用する道具です。

エレキギターよりはアコースティックギターの方が使用率は多めです。

では、カポを使うとどうなるのでしょうか?

その前に種類と選び方をサラッとみて行きましょう!!

カポ(カポタスト)の種類

カポは構造が異なる様々なカポがあるのでそれぞれ解説します。

「~式」と表記しますが、ネックを抑えるため(負荷)に使用されている構造の種類です。

バネ式

バネの力でネックを抑えるカポです。洗濯バサミみたいな感じw

バネ式カポは取り外しが簡単のでライブなどで同じギターを使用する際に便利です。

バネの締め付け具合は調整出来ないので、カポが何かしらの原因で動き、チューニングがずれてしまう場合もあります。

レバー式

レバーの力でネックを抑えるカポです。

バネ式より若干付けづらいですが、その分強く固定できるのでチューニングは安定しやすいです。

バネ式、レバー式は用途と好みでわかれると思います。

ネジ式

ネジで締め付け具合を調整できるタイプのカポ。

締め付け具合を調整出来るのでチューニングは更に安定しやすいです。

ネジで回す為、装着に時間がかかりライブなどでは不向きです。

ゴム、ヒモ式

ゴムやヒモでネックを抑えるカポです。

抑える場所以外がゴムやヒモなのでどんなギターにも対応でき、ネックを傷つけにくい。

ゴムやヒモで抑えるのでチューニングの安定性は低いがギターそのものを傷つけにくいカポです。

特殊式

指板を転がすタイプや、1弦、1弦それぞれ抑えられるタイプのカポです。

一曲の間にカポのポジションを変えたり、各弦ごとにカポを使用したりするので特殊なアレンジの際に使用したりします。

普段はあまり使えませんが、特殊なカポを使いたいが為に、特殊カポありきでアレンジしてみても面白いですね!

カポの選び方

いろいろ種類があって何を購入すればいいかわからないですよね?

基本的には自分のスタイルや演奏する曲(アレンジ)、カポを使用する曲の頻度により選択すればよいと思いますが、

バネ式かレバー式

がおすすめ。

すぐ外せるのが
バネ式、レバー式
すぐ外せないのが
ネジ式、ゴム、ヒモ式

特殊式は基本使いませんw

〇カポを使用する頻度で決める
〇チューニングがズレやすいかズレにくいなども考慮し決める

バネ式かレバー式かは使用してみてのお好みだと思いますので、実際触ってみて購入するのがいいと思いますよ!

カポの使い方

実際のにカポをどのように使用するか、どのような時に使用するかを解説します。

カポの使い方

通常、レギュラーチューニングの場合、

六弦がE、五弦がA、四弦がD、三弦G、二弦B、一弦Eとなってます。

1フレットにカポを装着した場合

六弦がF、五弦がA#、四弦がD#、三弦がG#、二弦がC、一弦がFとなります。

つまり、1フレットにカポを付けると全部の弦が半音あがるわけですね。

でなに?って感じですよねw

それでは、カポを付けたままEの指の形を抑えてみましょう!

元々のポジションから半音ズレたポジションでEの形で抑えます。

これ何のコードですか??

抑え方はE

出ている音は・・・・

Fです!!

Eの抑え方でFが出せるんです!!

バレーコードが苦手な人には朗報ですねw

人差し指で制覇していた所にカポがあるという事です。

あくまで抑え方が「Eの形」なだけで鳴る音はFです。

カポを使用すると抑え方(指の形)と実際になっているコード(音程)は異なりますので注意です。

カポはどのような時に使用するのか

ではカポはどのような時に使用するのでしょうか?

放弦を使いたい時

アコースティックギターで弾き語りをする際は特に、コードストロークやアルペジオ時に綺麗な音を鳴らしたいものです。

特にバレーコードがたくさん出てくる曲は弾きにくいし開放弦で鳴らした方がいいので、できるだけ開放弦で鳴らしたいですよね!

そんな時にカポを使用!

カポを使用する事によりバレーコードで抑えていた個所を開放弦で簡単に弾けるようになります。

弾きやすくしたい時

上記でも述べましたがバレーコードが多い曲など

その他、アレンジ上ポジションを変えたい時にカポを使うと弾きやすくなります。

同じコードでもいろんな抑え方があるので、カポありきでアレンジすると構成音や展開によって弾きやすくアレンジできます。

キーを変えたい時

弾き語りなどで異性の曲を歌う場合など、音程が合わない時にカポを使用する事によりコードフォームを変えずに簡単にキーを変更できます。

(キーを低くしたい場合はコードを変更)

ギターを2本以上で演奏をする時

カポを使用する事により音域が変わるので音の広がりを変えれアレンジにバリエーションが出せます。

カポのメリットとデメリット

カポのメリット

カポは上記で説明したようにいろいろな用途で使用できるのでとても便利です!!

しかし、すべての曲に使う必要はないし、演奏するジャンルによっては全然使わないので必要な時のみに使うようにしましょう!

カポのデメリット

チューニングがズレてしまうことがある

何かの原因でカポがずれてチューニングがズレる事があります。常にチューニングを意識しましょう。

カポを装着する場所はフレットに近いほうがいいとされいます。(近すぎると指に当たって弾きにくいことがあります)

カポのポジションを上げていくと音域が狭くなる

カポを付ける位置を上げれば上げるほど弾ける音域が狭くなり低音域を弾けなくなります。アレンジの幅も狭くなるので高いポジションに使う場合は注意しましょう。

ちゃんと使用できているか確認する

締め付け具合や抑える場所を確認し調整しないと、音が鳴らなかったり変な音がします。

カポでしっかり弦を抑えていないと正常に音が鳴らないので確認しましょう。

演奏時に忘れないようにする

これ結構大事です。

カポを使用している曲を演奏する時にカポを忘れるとコードがフォームが違うため大変です!!

必ず忘れないようにしましょう!!(経験ありw)

まとめ

カポを使うと今まで弾きにくかった曲が弾きやすくなったり、アレンジの幅が広がります!

メリット、デメリットがあるので用途にあった使い方がおすすめです!!

カポを使っているとなんだかちょっとうまそうに見えるしw・・・

ギターを弾く者としては一つは持っておきたいアイテムですね!!

 

 

 

 

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