ギターを始めてまず練習するのは「コード」です。
コードって何?どれだけ種類があるの?
弾けるか不安ーーーー!!
はい、落ち着いてください。大丈夫です。
コード(曲)を弾けるようになるということは
「正確にポジションを抑える」
ということだけです。
練習すれば誰でも簡単に弾けるようになります。
そこで今回の記事ではコードを弾けるようになるまでにおこなう内容をまとめました!
〇コードの種類
〇コードを弾くポイント
〇コードの弾き方
〇コードの練習方法
以上をギター歴20年の私がこれまでの経験をもとに初心者のわかりやすく解説していきます。
コードとは
まずは「コード」とはなんぞや?
ギターで奏でる「和音」を「コード」と言い表すのが慣例となっていますが、本来は「和音」を区別する為の記号の事をコードと言います。
「C」(シー)=「ド、ミ、ソ」
大抵は「和音」そのものを「コード」と言います。
ルート(ド)、3度(ミ)、5度(ソ)の3つの音で構成されています。(コードがCの場合)
・3度、5度とは、ルートから何番目の音をか表す言い方です。
*簡単な説明です。(理論の分野になるので簡単に)
コードの種類
基本のコードは以下の7つです。(メジャーコード)
C(ド、ミ、ソ)
D(レ、ファ#、ラ)
E(ミ、ソ#、シ)
F(ファ、ラ、ド)
G(ソ、シ、レ)
A(ラ、ド#、ミ)
B(シ、レ#、ファ#)
ルート以外の音が変わり構成音が変わると「メジャー」「マイナー」「セブンス」などのコードになります。
様々なコードがあり、抑え方がありますが、
全部覚える必要はありません
全部覚えてから練習を始める人はいないと思いますがw
演奏、練習に使用するコードだけ覚えればOKです!!
その度に自然と覚えていきますしわからないコードはネットで簡単に調べられます。
コードを弾く(練習する)ポイント
ギターを弾く時のポイントと準備を見ていきましょう。
爪を切る
ギターを弾く時は弦を指で抑えて弾きます。
弦を抑える時は指を立てて弦を抑えるので爪が長いと抑えにくく弾きにくいです。
コードを抑える方の爪は短く切りましょう。
チューニングをする
初心者にありがちなのは「チューニング」をしないで練習することです。
「チューニング」はそれぞれの弦を決まった音に合わせる作業です。
必ず市販のチューナーでそれぞれ音を合わせましょう!
音がズレていたらいつまでもうまくなりせん。
フレットの近くを抑える
弦を抑える時のポイントは「フレットの近くを抑える」ことです。
*フレットとは抑える所の仕切りになっている鉄の部分です。
フレット近くを抑えるように心がけましょう。
あくまで基本でが、正直あまり気にしなくていいです。
しかし弦がうまく鳴らなかったり、ビリビリと変な音がでるようなら確認してみましよう。
指を立てる
弦を抑えるのは、指の先のあたりなので指をねせていると弾けません。
指を立てて弾きましょう!(慣れると無意識に出来ます)
指に弦がひっかかると音が出ません。(ミュート)
手のひらをネックに付けない(ネックを握らない)
コードを抑える時は手のひらでネックを握って持たないよう気をつけましょう。
コードの種類で握るように抑えるコードもありますが、基本は握らず親指でネックを支えて弾くイメージです。
コードを弾いてみよう!
それでは、コードを弾いてみましょう!
C、D、E、F、G、A、B
どのコードでもいいのですが、一番簡単であろう(自己の感想)
「D」コードを弾いてみましょう!
Dコード
*ギター正面から見たギターの図
TAB譜のみかた(楽譜)
ギターの楽譜は図のような表記で初心者でもわかりやすい楽譜になっています。
下の番号
フレットの番号です。
1がヘッド側で低い音域になります。(フレット番号は通常楽譜には表記されていません)
抑えるポジションの漢字
漢字で「人」と表記されているのは、人差し指で抑えるという事です。(通常楽譜には表記されていません)
それぞれ表記通りの指でおさえてください。違う指で抑えると抑えずらいし違うコードに移行する際も大変です。
必ず表記通り(基本フォーム)の指で抑えれるよう練習しましょう。
〇、✕表記
「〇」は開放弦(抑えていない弦)を弾いていいよって事。
「X」は反対に弾いては(鳴らしては)ダメな弦。一緒に鳴ると変な音になります(不協和音)
音を出してみよう!
三本の指でそれぞれ弦を抑え、4弦(〇の弦)を全部鳴らすと「D」です。
鳴っている音は、開放弦が「レ」、人差し指が「ラ」、中指が「ファ#」、薬指が「レ」
これで三和音です。
開放弦の「レ」と薬指の「レ」は同じ「レ」でも1オクターブ違う音です。
4弦から下にむけてジャーンと鳴らせばOKですが、6弦と5弦を鳴らさないように気をつけてください。
鳴らさないためには、ミュートをする必要があります。
どこかの指で弦を触り音が鳴らないようにする事。
ミュートはコードを弾くうえで大事な技術です。不要な音をミュート出来ているか確認しましょう。
コードの練習方法
ひたすらコードだけの練習や無機質な練習曲だけを練習していると絶対に
飽きます。
もちろん基本は大事ですがギターが飽きて続けなくなる方がもったいないです。
まずは、弾いていて「楽しい!」と思うのが
継続につながり、上達につながります。
おすすめの練習方法
好きな曲を弾く
練習用のコード進行などより、好きな曲を練習したほうが絶対に上達は早いです。
意欲と集中力に圧倒的な差が出ます。
注意:難しすぎる曲は選ばないように。
弾けそうな曲を選んで弾く
上記にも書きましたが好きな曲でも、難しすぎる曲を選ぶと挫折の原因にもなるので好きな曲でも、弾けそうな曲を選びましょう。
具体的には、アルペジオや指引きなどの曲ではなくコードのみで弾ける曲を選びましょう!
弾けないコードは飛ばす
え!?いいの?って思いますよね?
曲を練習する中でどーしても弾けないコードがあったら飛ばしてもOKです。
こういうと語弊があるかもしれませんが、初めのうちは途切れず弾くことで弾いてる実感、楽しさを感じる事が大事なので、慣れるまでは飛ばして弾いてもOKです!徐々に慣れていきましょう。
どーしても弾けないコードで時間を使うより全体的に弾けるようになる方が成長します。
そして、徐々に弾けないコードも弾けるようになります。
ゆっくり弾く、小節ごと弾く
初めから一曲を通して弾こうとせずに
小節ごとに練習しましょう。
サビからなどでもOKです。
そして、最初はゆっくりでもいいので一定のテンポで練習し、慣れてきたら既存のテンポに合わせられるよう徐々に早くし練習しましょう。
早くなったり、遅くなったりしないように一定のテンポになるよう気をつけましょう。
長時間やりすぎない
ついつい夢中になって長時間練習したり、「長時間練習しないとうまくならない!」と思ったりしなくても大丈夫です。
初めは指先がとても痛くなりますし、集中力も落ちます。
長時間練習するより、毎日少しでもいいので練習することの方が効果的です。
次の日は指先も硬くなり、コードチェンジも昨日よりスムーズになっているでしょう。
おすすめの練習曲
以上を踏まえ、今回おすすめする練習曲は
Let It Be
誰もが知っているビートルズの名曲ですね。
知らないという方もこの機会に是非練習してみてください。
簡単なコードなのに素晴らしいメロディー。代表的なコード進行、コード練習をするのに持って来いの曲です。
ギターコードのサイトを貼っておきます。
まとめ
いくら練習とはいえ、ひたすら難しいコードを弾くとか、つまらない課題練習を繰り返すなどでは
続きません。
初めはギターに慣れること、「弾いていて楽しい!!」と思う事が大事です!!
もちろん、基礎練習を否定しているわけではありませんが、正直後からでもできます。
まずは続ける事、ギターを楽しむ事です。
長時間やるより毎日少しでもいいから練習する。
地道に楽しく練習していれば必ず弾けるようになりますよ!!