バンド活動をやっていくなかで必ず経験するのが、
バンドメンバーの脱退です。
突然バンドメンバーが「脱退したい」言ってきたらどう対処したらいいのでしょうか?
バンドメンバーに脱退したいと言われた時の対処法
バンドメンバー脱退の理由は主に3つ
バンドメンバーが脱退した後の対処策
バンド歴18年以上の私がこれまでのバンド経験を元にお伝えしていきます。
バンドメンバーに脱退したいと言われた時の対処法
バンドメンバーの「脱退」には様々な原因があります。
その原因をしっかり確認しないと「急にいなくなる」などの緊急事態になり兼ねないので、柔軟に対処するよう心掛けましょう。
バンドメンバーに脱退したいと言われた時、まずは「話を聞く」
まずは、しっかり「話を聞く」ことです。
感情的な理由なら本音を聞きだすのは難しいですが、状況的な事なのか、金銭的な事なのか、感情的な事なのかしっかり理由を聞くようにしましょう。
話を聞くことで場合によっては問題が解決してバンドを継続してくれる場合もあります。
バンドメンバー脱退の理由は主に3つ
私の今までの経験上バンドを脱退する理由は大きく分けて3つあります。
もし引き留めたい場合は以下の問題が解決できるか話し合うと良いでしょう。
- 状況による理由
- 金銭による理由
- 感情による理由
状況による理由
状況による理由は「練習時間」「引っ越し」「他のバンドに移籍する」などです。
練習時間
練習時間は金銭面とも重なってくるところですが、練習日が多いことや練習時間帯が遅いことで不満を持つケースです。
「週三回、深夜1時から2時間」など、フリーターのバンドマンは当たり前のスケジュールですが、実際そのペースに合わせるのは大変です。
もし練習時間が原因であれば練習日や時間帯の変更を検討するとよいでしょう。
引っ越し
引っ越しや転勤などで物理的にバンドを続けるのが難しいので仕方ないところですが、スケジュールをあわせてあげたり、難しいのであれば一時休止などで対応するのもよいでしょう。
他のバンドに移籍する
これは実際に私のバンドでもあったことでわかりますが、かなりメンタルがやられますw
彼女を奪われたような、、、喪失感。
他のバンドに移籍する場合は、現バンドより待遇が良い(メジャーに近いなど)かメンバー同士のトラブルまたは音楽性の違いなどが考えられます。
(よくある脱退理由で”音楽性の違い”はメンバー同士のトラブルがほとんどですw)
しかしどの理由であれ、その人にとって良い選択(バンド移籍)なら応援してあげるべきです。
メンバーがいなくなるのは困るけど、自分がやる気なら状況は問題ありませんし考え方や方向性が違うなら無理にバンドを組んでいいてもお互いによくありません。
メンバー同士のトラブルまたは音楽性の違いなどは感情面が強いので「感情による理由」にて書いてます。
金銭による理由
金銭による理由は「スタジオ代が払えない」「ライブのノルマが払えない」などです。
スタジオ代が払えない
これは「練習時間」とも関わってきます。
練習日も練習時間も多ければその分出費も大きくなります。
練習日や練習時間の調整同様、可能な出費等を話し合い調整すると良いでしょう。
スタジオは慣れてくると効率よく練習できなくなるので、その日その日の目的をもって練習時間を決めると良いでしょう。
ライブのノルマが払えない
基本的にライブに出演する時は「ノルマ」や「使用料」が発生します。
お客さんを呼べなければそれらの費用をメンバーで折半することになります。
無計画なライブ(出費が出ると予想されるライブ)は出演しないことをバンドメンバーで共有しておきましょう。
感情による理由
実際、この理由が一番多いのではないでしょうか。
感情による理由は、全ての要因を含んでいるので対応が難しいです。
練習時間が合わない不満だったり、金銭的に厳しかったり、音楽性の違いなどでケンカになったなど、とにかく「もう辞めたい」となっている可能性が高いので話を聞きながら「脱退を受け入れる」しかないでしょう。
バンドメンバーの脱退を受け入れる?引き留める?
基本的に、引き留めても意味はありません。
感情的な問題であれば一度やめると思った人は遅かれ早かれ辞めます。
「突然いなくなる」ことは避けたいので、脱退を切り出されたらよく話しを聞き、対策が可能なら対処し、出来ないのであればお互いのため素直に受け入れ対応しましょう。
バンドメンバーが脱退した後の対処策
バンドメンバーの脱退が決まったら、クヨクヨしている暇はありません。
辞めると決まったら切り替えが大事。そのあとの対応策を早めに決めておきましょう。
ライブ予定が直前の場合脱退
もしライブが決まっていての「脱退」であればかなり困りますよね?
その場合どうしたらいいのでしょうか。
最後のライブには出れるか確認する
「脱退」の意思を聞いたら、決まっているライブには出演できるのかを必ず確認しましょう。
もし、「当日来ない、、、」などの事態になったら大変です。
しっかりスケジュールを確認しましょう。
代役を探す
もし決定していたライブも出れないとなれば「代役」を探してみると良いでしょう。
そのような時の為にも、日ごろから音楽関係の人との交流は必須です。
残りのメンバーでやる
代役を探すと言ってもかなり大変です。
ライブまでに期間がなければ上級者でも難しいでしょうし、予定をあわせるのも厳しいでしょう。
その場合は、バンドの編成を変え残りのメンバーでライブをやるのも手です。
アコースティック形態やインストなど抜けた穴を埋めれるよな形態にするとよいでしょう。
ライブをキャンセルする
一番簡単なのは、ライブをキャンセルすることです。
期間内であればキャンセル料が発生しないライブハウスもあるにで、キャンセルの場合は早めに連絡しましょう。
ライブ予定がない場合の脱退
脱退は広がる
「脱退」したメンバーは仕方ないですが、「脱退騒動」は他のメンバーに広がることがあるので注意しましょう(これも経験済み)
「お前が辞めるなら俺も辞める」など、結構他のメンバーにも影響があるのでしっかりメンバー全員で話し合いましょう。
今後を考える
脱退騒動はバンドの勢いを奪います。
その状況でつられて脱退するメンバーも出てきたりします。
この後の活動をしっかりメンバー全員で話し合うようにしましょう。
バンドメンバーを探す
バンドは中心人物がいる限り続いていくものです。
脱退騒動にへこまず気持ちを取り直しバンドメンバーを探しましょう。
バンドメンバーは変わっていくものです。
正式メンバーをあえて増やさない
バンドメンバーの脱退は、バンド活動を長くやっていると定期的にあるものです。
毎回正式メンバーを募集するのはかなり大変なので、私のバンドもそうですがオリジナルメンバー以外は全てサポートとしてやってもらっています。
いちいち正式メンバーを探すのも、また脱退されるのも効率も悪くメンタルも持たないので正式メンバーはあえて増やさないで、ライブの予定をたててサポートメンバーを確保しライブを行ってます。
演奏自体は正式メンバーだろうがサポートメンバーだろうが変わらないですし、サポートメンバーはお互いに気楽なのでおすすめです。
そしてサポートメンバーはプレッシャーがないので長くバンドサポートを続けてくれやすいです。
まとめ
バンド活動をやっていく上で必ず経験する「メンバーの脱退」
人それぞれ生活環境は変わって行くので仕方ないことですが、せっかく一緒に活動していたのに悲しいですよね。
でも「脱退」を選んだということは何かしら理由があるはずなのでまずは、感情的にならずしっかり話を聞くようにしましょう。