「服を着るのが嫌だ!」 「ご飯を食べるのが嫌だ!」
*以上のすべてに具体的な対処法を記事内に記載しています。
何をするにも「イヤイヤ」するイヤイヤ期。
本当は怒りたくないのに余裕がなく、つい怒ってしまう。。。
怒った後は罪悪感でいっぱい。。。
そんな気持ちになったことはないでしょうか?
イヤイヤし続ける子供に感情をぶつけても何の解決にもなりませんし子育てにも悪影響です。怒ってしまったことは仕方ありませんが、なるべくなら怒らないで接したいですよね。
イヤイヤするには子供なりの「ワケ」があります。
子供はなぜそういう行動をするのかを理解する
だけでも、イライラせず余裕をもって子供と接することが出来るようになります。
パパの育児・子育て 子供はなぜ「イヤイヤ」するのかを知ろう
パパの育児・子育て 子供がイヤイヤした時の対処法を知ろう
パパの育児・子育て イヤイヤした時の具体例
パパは子供にどう接すればいいのか考えよう
現在、2歳の女の子と5歳の男の子の父親である私が、これまで参考になった本と今までの経験を元にお伝えしていきます。
記事を読んで頂ければわかると思いますが、現在進行形の子育てです!私も以前怒って対応していましたが日々勉強し怒らない育児を実践中です。(たまに怒ってしまいますがw)
パパの育児・子育て 子供はなぜ「イヤイヤ」するのかを知ろう
「わからないから」イヤイヤする
当たり前ですが、根本的に子供は「わからない」が基本にあります。
つまりはいろんなことに対して「経験がない」ので自分の感情がどういう状態なのか、「わからない」のです。
自我が芽生え、「わからない」感情の表現手段として子供はイヤイヤしたり泣いたりして少しずつ理解し成長していきます。
「イヤイヤ期」という時期
そもそもイヤイヤ期とは何でしょうか?
イヤイヤ期とは、自我の芽生えと共に感情のコントロール方法を学ぶ時期で、自分の要求がどこまで通用するかを試している期間でもあります。
早い子であれば1歳、平均で2歳ぐらいから始まり、3歳を過ぎても続く子供もいます。
「イヤイヤ期」が過ぎても
イヤイヤ期が過ぎ4歳くらいになると「天使の4歳」と言われるくらい聞き分けがよくなってきます。
しかし!イヤイヤしたり、グズる事も、もちろんあります。
大人でも不機嫌な時があるようにイヤイヤ期を過ぎたからといって急に聞き分けがよくなるわけではありません。(当たり前)
逆に4歳以上の子供は2歳のイヤイヤ期と違い、下手な誤魔化しがきかないので大変です。
4歳以上の子供には、大人同様ほとんど嫌がる明確な理由がありますので、しっかり向きあいましょう。
しかし、まだ自分で何が嫌なのか完全に表現しきれない場合もあり、それが原因でさらにイヤイヤになったりすることも理解してあげましょう。
パパの育児・子育て 子供がイヤイヤした時の対処法を知ろう
それでは子供が実際に「イヤイヤした時」にどういう対処がよいのでしょうか?
子供の個性は様々です。
なぜイヤイヤするのかに対して明確な答えはありませんので、「感情的にならないように受け止めながら我が子を理解していく」スタンスがいいでしょう。
イヤイヤした時の対処法① 肯定して受け止める
子育ての基本である「受け止める」事は、自己肯定感や親に対する安心感を育みます。
子供が言う「嫌な事」に過剰反応せず、
「肯定して受け止める」
「それは違うよ」とか、「明日は休みだから」
など、説明や説得をしても幼い子供にはあまり効果はありません。
理屈を教えるではなく、
「そうなんだね。そう思うんだね。」とまずは受け止める。
常に子供の要望に応えようとしなくてもいいので、まずは受け止めてあげることで安心感を育みましょう。
好きな物で気をそらしたり、タイミングを変えらり、場所を変えたりして、穏やかに「受け止めながら」何が効果的かいろいろ試してみましょう。
「なんでイヤイヤしているの?」ではなく、
「イヤイヤなのね~」とまずその感情を一貫して否定せず「受け止めること」
そして感情は受け入れながらも、駄目なことは駄目と怒らずゆずらないことがポイントです。
イヤイヤした時の対処法② 満足するまでやらせる
「モンテッソーリ教育」という教育方法はご存じでしょうか?
- 藤井 聡太
- ビル・ゲイツ
- ラリー・ペイジ
- マーク・ザッカーバーグ
などなど、才能を開花している方々が受けていた最近注目の教育法です。
読んでみると結構当たり前の事しか書いてありませんが、実践が出来ていない内容でもあります。
こちらの本で紹介されている教育法で「満足するまでやらせる」という教育法あります。
ままごと遊びや、公園遊び、集中して遊んでいる時は
基本、「可能な限り付き合う」「待ってあげる」
これは読んでみると納得するのですが、満足させるまでやらせるという事には以下のメリットがあります。
- 集中力を鍛えられる
- 達成感を得る
- 満足感を得る
「そんなの忙しくて付き合ってられなよ」
そう思うでしょうが、それは大人の都合です。もっと言えばその人個人の価値観の都合です。
何かを集中してやっている時に途中で邪魔されたら、子供はどうなるでしょうか?
達成感、満足感を味わえず、集中力も鍛えられません。
子供は「今は何の時間か」もわかりませんし、集中できるタイミングもまちまちです。
集中している時は「成長のチャンス」と割り切って出来るだけ付き合ってあげるよにすることが子供の成長を助けることになります。
とは言え忙しい日々の中、満足するまで付き合うには限度がありますので、「予めやる時間を決めておく」など、前もって子供に伝えるようにするとよいでしょう。
それでもグズる事もあります。
「もっと遊びたい」などの感情を「もっと遊びたかったね」と受け止めてあげましょう。
そういったことを何度も経験することにより自分の感情をコントロールできるようになっていきます。
イヤイヤした時の対処法③ 干渉しない
「干渉しない」というのは子供を放置とか、放棄するいう意味ではありません。
危なくなければ、干渉せずに見守るというスタンスです。
泣き止まない時、なぜ泣いているのかわからない時は無理に解決しようとしなくても、寄り添うだけでいいのです。
子供は泣くものです。
なんでもかんでも親が問題解決しようとすることは、親のストレスにもなりますし、子供の自立を妨げます。
特に理由がない場合は泣かせておけばいいのです。もちろん向き合いながらです。
イヤイヤした時の対処法④ 貸してあげない
子供が「おもちゃを貸してあげれない」原因は、経験不足だからです。
子供は初めに所有するという感覚を経験し満足しないと、自分の物を貸してあげることはできません。(自分の物でないもの遊具なども)
いくら親に「貸してやりなさい!」と怒られても貸してあげれません。
一度自分が所有することを経験し安心するとこで、初めて子供はおもちゃなどを貸せるようになっていきます。
ここまで読んで思うのは叱らないことで「わがままな子に育つのではないか」と不安になるかもしれませんが、そうはなりません。
なんでもかんでも「許す」とか「ほっておく」という意味ではなく、感情を受け止めたうえで駄目なことは駄目と怒らず伝えていくことです。
そして日々、子供との関係性を深めていく事です。
パパの育児・子育て イヤイヤした時の具体例
ここでは私が「現在も実際に行っていて具体例」「今までに効果があった具体例」を紹介していきます!
「保育園に行くのが嫌だ!」
私は会社に行く前に二人の子供を一人で保育園に送って行くので、イヤイヤされると必ず遅刻してしまいます。
毎日グズられ遅刻すると大変なので、以前から行っている行動を紹介します。(現在もいろいろ試し策を練っていますw)
早めに家を出る
グズリそうな日、例えば月曜日などは予め早く準備をして「今日は早くお家を出発してみようか」などといつもと違う刺激を与え外にでる興味を促します。
時間に余裕があると親も穏やかに対応できるし、親が穏やかだと子供も安定しやすいです。
逆に時間がギリギリだと親も子供もイライラしてしまい悪循環です。
違う道を通る
家を早く出ることが前提ですが、いつもと違う道を通り登園したり、遠回りして子供が好きな場所(線路など)を通って登園すると、子供は好奇心を刺激されご機嫌になる傾向にあります。
ひたすら「そうなんだー」と受け止める
それでも「保育園行くのイヤだなー」などと、言葉で伝えてくるときは
「なんで?」と聞きますが、大抵の場合どうしようもない内容なので「そうなんだー」と受け止めています。
保育園に行かなきゃいけない理由などを説明しても、余計に「イヤ」が強くなりグズる場合がほとんどなので、受け止める事を重視しています。もちろん解決できることはサポートします。
バイバイする前は時間が許す限り付き合う
基本的に子供が「嫌と思うこと」は親がどうこうすることは出来ません。
そして子供は親とバイバイする時は、当たり前ですが寂しいものです。
「嫌な事」を受け止めながら、諭したり、説明したりせず、時間が許す限りバイバイまで付き合ってあげましょう。
そのためにも早く家を出れるようにすると良いでしょう。
「寝るのが嫌だ!」
お昼寝や夜寝るとき、ふざけたり、グズったりして中々寝てくれないことがあります。
「寝れない」=「眠くない」
という要因も考えられるので、生活サイクルを見直してみるとよいでしょう。
「日中たくさん遊ばせる」など、生活習慣を正せば自然とお昼寝も夜も眠くなります。
さらにお昼寝も夜も電気を消してしまい「一緒に寝る」のが効果的です。
子供が自然と眠くなる生活リズムを作てあげるように意識しましょう。
「服を着るのが嫌だ!」
2歳の娘が着替える時、特にお風呂上りは服を着るを嫌がります。
追えば追うほど走り回って逃げ、無理やり着させようとすると泣いてしまいます。
自分で着る服を選ばせたり、興味がある事に集中させたり(シール貼りやお絵かき)それでも着てくれない時は、風邪をひかない程度に好きにさせていますw
時間をおいていろいろ提案するとやがて着てくれます。
「ご飯を食べるのが嫌だ!」
ついつい心配になり「食べろ」「食べろ」と言いがちですが、ご飯を食べない理由は単純に「おなかが空いていない」からが主な原因です。
お昼寝同様、生活習慣が大事。間食をなるべく控え、お腹がすくように遊ばせる。
食べてくれなくても食事を出し、一緒に「頂きます」をする。
時間になったら「ごちそうさま」をして食事をさげる。
など、もちろんすぐには食べてはくれませんが、こういった習慣を継続していく事が大事です。
パパは子供にどう接すればいいのか考えよう
まずは、子供のことを「知る」
パパは特に子供に対して「知ろう」としない傾向にあります。
子供と接するうえで子供の習性や子育ての知識を「知っている」と「知らない」では全然違います。
「知る」ことで子供に対しての選択肢が増え、余裕をもって子育てができるようになります。
三つ子の魂百まで
昔から言われているこの言葉。脳科学的にも有益であることがわかってきています。
赤ちゃんは生まれたとき140億もの神経細胞をもっています。
生まれた後、どのような状況にも対応できるよう多くの神経細胞をもって生まれ、使用されない神経細胞は3歳くらいまでに70%程度にまで減ると言われてます。
なんと!使用しないと神経細胞は70%なくなるわけです。
その後、大人になっても変化せず残った神経細胞で一生を過ごすことになります。
その使用しない脳の潜在能力を引き出すにはあらゆる分野から神経細胞を刺激し、3歳までに脳細胞同士をつなぎ合わせることが必要となります。絶対音感などがその例です。
ただ、3歳を過ぎているからと悲観することはありません。
神経細胞がつくられる第一次ピークが0歳~2歳、次が3歳~5歳という研究もあり、子供の成長は個人差があるので6歳くらいまでにある程度の経験をすれば十分取り戻せるといわれています。
褒めても、叱ってもいけない
叱る、怒るという行為
怒るも叱るも基本的には一緒です。それぞれの度合いはあるでしょうが、
叱る、怒るという行為は、恐怖や、威圧で押さえつけるという事です。
そういった行為は、解決ではありません。
恐怖でコントロールしているだけで「叱られるから」「怒られるから」やめるだけ
で、恐怖だけが残り本質的な成長とは言えません。
駄目なことは、声を荒げずとも伝えられます。
叱らず、怒らず、「伝える」のです。
褒めるという行為
「褒める」も同じ理屈で「褒められるからやる」という思考パターンとなり、褒められないとやらない子供になってしまう可能性があります。
一概にすべてそうだとは言えませんが、参考にするだけの説得力は以下の本でも述べられております。
「嫌われる勇気」はアドラー心理学を述べており、子育て以外にも人材育成や人間関係でも効果的な考え方を勉強できる本で「褒めても、叱ってもいけない」ことも詳しく述べられています。
「受け止めること」「受け入れること」
「怒る」、「褒める」というより、「受け止めること」「受け入れること」
これらを子供のうちに体験させることが大切で、繰り返していくうちの親への安心感を持ち安定していきます。
自信をコントロール出来るか出来ないかだけで、明確に怒りと反応(怒る行動)の間には選択があります。
まずは、怒ることは自分で選択していることを認識してください。そうすれば怒らないで伝える事も出来ます。
コントロールしようとしている?
無意識に子供だからと「好きなこと」「嫌いなこと」「様々な個性」を親の価値観を押し付け子供の個性をつぶしてはいないでしょうか?
そもそも自身の子供とはいえ一人の人間です。
心配する気持ちはすごく理解できます。しかしそれは子供を邪魔する行動になっていませんか?
「いうことを聞かない」とは「コントロールできない」という感情を含んでいます。
一人の人間として尊重する姿勢で「教える」と見下すのではなく「伝える」と尊重することが子供の成長につながります。
自立させる
子育ての目標は「自立させること」にあると思います。
自立とは、自分で考え解決できる事。
自分で考える事、選択する事、その機会を与えるのが理想の子育てではないでしょうか。
恐怖でコントロールせず、親の価値観を植え付けず「考えさせること」
親がするのはあくまでサポートです。
やってあげることは、成長の邪魔をしているとも言えます。
必要な協力はすることを伝え、子供を信じ見守りましょう。
まとめ
感情的になるのは誰にでもあることです。
つい怒ったり、怒鳴ったりしてしまいますが、その対応が効果的かどうかは一目瞭然です。
怒りは武器です。恐怖で支配しても何の解決にもなりません。
イヤイヤしたら否定も肯定もせずに「そうなんだー」と受け止める。
落ち着いているときに、なぜ嫌なのか聞いたり、説明する。
それでも怒鳴ってしまうときもあります!
散々駄目と言ってきましたが、それでもいいです!親も人間だもの!
親も一緒に成長していきましょう。
信頼関係を築ければ、結局どんな対応をしても子供には伝わります。
子育てに正解も失敗もありません。子供を尊重し、親のエコや価値観を押し付けない。
心に余裕をもち親が日々を楽しく過ごすことが何よりの子育てで、子供は嬉しいものです。
そんな親になれるよう日々子供と成長していきましょう!